もも
ここあ
犬のノミ、ダニ、フィラリア、内部寄生虫対策の時期がいつからいつまでなのか?
なんとなく不明確ですよね?
今回の記事は、ノミ・ダニの駆除薬とフィラリア・内部寄生虫の予防薬を与える適切な時期を解説します
ノミ・ダニ・フィラリア・内部寄生虫の対策時期
暖冬で、冬も温かい日が続く昨今、室内外飼いの犬も毎月ノミ、ダニの駆除薬と、フィラリア、内部寄生虫の予防薬を投与しないといけないと言われています。
ですが薬って、あまり犬の体に良くなさそうだし、値段も結構するので、与えなくても良い月があるのなら、なるべく与えたくありませんよね。
駆除、予防薬をあげなくていい月ってあるんでしょうか?
駆除、予防薬の投与頻度や投与時期をまとめてみました!
ノミ対策の時期
気温3℃以下ではノミの卵や幼虫は死んでしまいますが、さなぎや成虫であれば、冬の時期でもペットの暖かな被毛の中や、カーペットの下や畳の隙間などに隠れて潜んで生存することが可能です。
真冬でも平均で犬では10頭に1頭、猫では5頭に1頭の割合でノミの被害が認められています。
★対策が不要な時期:なし
★要注意時期:3~12月
★投与頻度:1回/月
ダニ対策の時期
ダニの中でも特に危険性の高いマダニについては飼い主も注意が必要です。
1月に国内で最初の重症熱性血小板減少症候群ウィルス(SFTSウィルス)による感染症の患者さんの存在が報告されました。
とありましたので、要注意時期を1月までにしました。
3~4月ごろから増加しはじめ、10~11月頃が本格的な活動期となります。中には冬季に活動する種類も。
最近では山・公園・河川敷・草地・庭など身近な場所での存在も問題視されています。
引用:アース製薬『ダニを知る』
★対策が不要な時期:2月
★要注意時期:3~1月
★投与頻度:1回/月
フィラリア対策の時期
フィラリアは蚊によって媒介されます。蚊の活動が活発になる春から予防薬を飲ませましょう。
1年中蚊の活動が活発な地域では、冬でもフィラリア症の予防薬をのまなければなりません。
気温が下がって蚊の活動が停止して1ヶ月後からはお休みすることができます。
★対策が不要な時期:1月~3月(蚊の活動が停止して1ヶ月後~)
★要注意時期:4~12月(蚊の発生~終息時期)
★投与頻度:1回/月
内部寄生虫対策の時期
おなかの虫は、目に見えないうえに、実際に寄生されていたときの症状も軽いため、気づくのは大変困難です。
しかし、発見が遅れると、虫卵が飼育環境に広がり、飼い主さんにも感染するリスクが高まります。
なお、CDCは年4回(3か月に1回)の定期駆除を推奨しています。駆除の回数については、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
引用:バイエル薬品『犬の寄生虫対策』 、『おなかの虫の定期駆虫スケジュール』より抜粋
★対策が不要な時期:なし
★要注意時期:1年中
★投与頻度:1回/3か月
愛犬のノミ・マダニ駆除とフィラリア予防、ネクスガードスペクトラ 海外版との価格比較も 犬用のノミ・マダニ駆除薬とフィラリア予防薬の効果と価格比較を紹介します対策時期を表にしてみました
ノミ、ダニ、フィラリア、内部寄生虫対策が必要時期を表にまとめてみました!
★対策が必要
☆対策が不要
ノミ対策 | ダニ対策 | フィラリア対策 | 内部寄生虫対策 | |
1月 | ★ | ★ | ☆ | 3か月に1回 |
2月 | ★ | ☆ | ☆ | |
3月 | ★ | ★ | ☆ | |
4月 | ★ | ★ | ★ | |
5月 | ★ | ★ | ★ | |
6月 | ★ | ★ | ★ | |
7月 | ★ | ★ | ★ | |
8月 | ★ | ★ | ★ | |
9月 | ★ | ★ | ★ | |
10月 | ★ | ★ | ★ | |
11月 | ★ | ★ | ★ | |
12月 | ★ | ★ | ★ |
ノミ・ダニ・フィラリア・内部寄生虫駆除、予防薬の投与方法
ノミ、ダニ、フィラリア、内部寄生虫の駆除・予防薬の与え方は2通りあります。
- すべての薬を1年中毎月投与する。
- フィラリアの薬を1月~3月の間投与を辞めて、4月にフィラリアの検査を受ける。
すべての薬を1年中毎月投与する方法
毎月投与するので、「今年は暖冬だから、いつまで?」と悩む必要がなく、
毎月投与しているので、4月にフィラリア検査する必要もありません。
毎月投与するか?(犬の体に負担がかかるかも)
4月に動物病院でフィラリア検査を受けるか?(犬にとってストレスかも)
どちらが愛犬にとって負担がないか?
悩んだ結果、わが家は毎月投与しています。
そうする事にした理由は
ノミ、ダニはほぼ1年中対策が必要で、蚊に関してはいつ完全に活動を停止しているかわかりませんし、
その頃購入していたミルべマイシン(フィラリア+内部寄生虫予防薬)は、1ヶ月1回投与とされているので
結局1年中投与する必要があるのでは?という考えに至ったからです。
フィラリアの薬を1月~3月の間投与を辞めて、4月にフィラリアの検査を受ける方法
投与しなくていい時期に投与するのは、犬の体に負担がかかるんじゃないか?
と心配される場合は1~3月投与をやめる方法もあります。
その場合、毎年4月に動物病院でフィラリア検査を受ける必要があります。
フィラリア検査とは?
犬の血液を検査することで、フィラリアの寄生の有無を確認します。
採血をして、検査キットを用いてフィラリア高原を確認する方法です。
病院や採血に比較的慣れている犬だったらこの方法にするのもありですね。
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フィラリア検査の料金
病院によって料金は違うと思いますが、検査単体では2,200円でした!
(初診の場合は初診料、再診の時も再診料がプラスされます。)
わが家は2匹いるので、合計4,400円ですね。
マダニがついてしまった時の対処法
今回、駆除、予防薬の時期についてお話しましたので
万が一、愛犬にマダニがついてしまった時の対処法について、最後にお伝えしておこうと思います。
マダニは付いて来ていても、ぱっと見は「あれ?こんなところにイボ?血豆?」というように見えます。
なので、案外マダニと気づかないで過ごしてしまう場合があるそうです。
マダニは人の足元や、犬の耳、胸部、内股部、おしり、目、鼻のまわりなど、被毛の少ない部分に寄生します。
そういった箇所にイボっぽいものが付いていたら、注意深く見る必要があります。
「よくよく見たら虫っぽい。」と気づいたら、すぐに病院へ行きましょう!
間違っても自分でつぶしたり、取ったりしてはいけません!!
無理に取ろうとすると、口器だけが皮膚内に残り、化膿などの原因になるからです。
犬と猫だけでなく、飼い主もノミやマダニに直接噛まれる場合があるので、草むらなどに入る時に、虫よけは必須ですね。
特に足元は肌を出さないように気をつけましょう。
服の上に付いているだけでしたら、ガムテープなどでしっかり取り除く方法が効果的です。
まとめ
犬を飼っている以上、ノミ、ダニ、フィラリアなどの駆除、予防薬は避けて通れない道ですよね、
私は今飼っている愛犬たちが、人生初!だったので、
駆除、予防薬が同じものでも病院によってずいぶん値段が違うこと等々、初めは何も知らずにいました。
今考えると金銭的には随分余分な出費があったように思います。
きちんと知識があれば犬に余計な負担をかけずに、飼い主も安心して愛犬と暮らせますよね。
この記事を見て下さった皆様は予防時期を把握して、上手にノミ、ダニ、フィラリア予防をして下さいね!